「リトミック」という教育が全国的に普及しだしたのは、ここ最近の事になります。
誤解されがちなのですが、リトミックは音楽の英才教育ではありません。
人間形成、情操教育に重点を置いた、総合的な育児法なのです。
リトミックでは音楽を用いる事により、身体的・知覚的・感覚的に子供の脳に良い刺激を与え、吸収させる事で成長の足がかりにして行きます。
音楽を通じて、さまざまな刺激を体感させる事により、身体的・知覚的・感覚的要素を育みます。
効果的なカリキュラムに沿って音楽に合わせて身体を動かしたり、歌を歌ったりする事が、子供の脳に良い刺激を与えます。
また、親子で参加する事により、親子間の絆を深め、コミュニケーション能力を育む事になります。
ご家庭で自然にリトミックを体感できるようになると、日々成長する子供を見る事ができるようになりますよ。
1歳児は物まねの天才、周りの人(人的環境)が何よりもお手本です。
ママといっしょに、リズム遊びの刺激で感性を育み、色ぬりや絵本などを使って脳の発育を促します。
この時期に心地よい音楽と触れ合う事は今後の成長に大きく影響を及ぼします。
まだまだ模倣期、良い真似と良い刺激をたくさん経験する事が一番である事に変わりはありません。
手、指の小さな運動を通して、感覚的に吸収する力を育み、語彙(ごい)の拡張や、数の概念を形成していきます。
音楽に即時的に反応しながら、自分の表現を楽しみ、即、次の行動へと移っていく力を育みます。
3歳になると『どうして』『なんで』の言葉が多くなってきます。
脳の成長が、模倣期から創造期へと移っていくのです。
この時期の価値観が一生の価値観となり、潜在意識としてインプットされていきます。